印鑑のフチが欠けた!
- 吉田 隆太郎
- 5月25日
- 読了時間: 4分
印鑑が欠けた…そのまま使って大丈夫?|神戸市の印鑑専門店 吉田千字堂

「実印のフチが少し欠けてしまった…」「銀行印を落としてしまったけど、このまま使える?」
神戸市・板宿と西区で印鑑をお作りしている吉田千字堂でも、このようなご相談をよくいただきます。
今回は、印鑑が欠ける原因や対処方法、縁起について、印章店の立場からお話ししてみたいと思います。
印鑑は“欠けないもの”ではありません
時折、「欠けない印鑑ってないんですか?」
と聞かれることがあります。
ですが正直に申し上げると、印鑑は“何かあれば欠けるもの”です。
たとえばガラスのコップも、落とせば割れることがありますよね。印鑑もそれと同じで、硬い素材でも衝撃には弱い部分があります。
だからこそ、実印や銀行印は、
落とさない
固い場所に置かない
丁寧に扱う
ということが大切になります。
印鑑が欠ける主な原因
① 一番多いのは「落下」
机の上にちょっと置いたつもりが、コロッと転がって床へ…。
特にタイルやコンクリートの床は危険です。フチ(枠)が当たると、その衝撃で欠けてしまうことがあります。
② クリップなどが紙の下にあるのに気づかず押してしまう
意外と多いのがこちら。
紙の下に、
クリップ
ホチキス
硬いゴミ
などがあることに気づかず、そのまま強く押してしまうケースです。
紙の下にマットを敷き、余計な物がないか確認しましょう。
③ ワンちゃんにかじられる(意外とあります)
実際にあったお話ですが、「転がった印鑑を愛犬がガブガブ…」
というケースもありました。
飲み込まなくて本当に良かったですが、木製や角系素材は歯型がつきやすく最悪の場合印鑑が欠けてしまうので要注意です。

欠けた印鑑は修理できる?
「欠けた部分を直せませんか?」というご相談もよくあります。
ですが、印鑑の欠けは基本的に修理できません。
たとえ補修できたとしても、その部分の強度は低く、再び欠けやすくなってしまいます。
特に、
実印
銀行印
の場合は、欠けによって印影が変わると、登録印として認められなくなる可能性があります。
そのため、欠けが大きい場合は新しく作り直すことをおすすめしています。
「印鑑が欠けると縁起が悪い」は本当?
これも非常によく聞かれるご質問です。
ですが、吉田千字堂では、
印鑑の欠けと“霊的な意味”は関係ない
と考えています。
ご先祖様や運気などと結びつけて心配される方もおられますが、そういったことを気にする必要はありません。
ただし実用面では注意が必要です。
欠けた部分からさらにヒビが広がったり、印影が変わってしまうことがあります。
その結果、
実印登録
銀行届出印
として使用できなくなるケースは実際にあります。
つまり、「縁起」ではなく、実用上の問題なんですね。
大切な印鑑を残したい方へ|印鑑の改刻(彫り替え)
「家族から贈られた印鑑だから使い続けたい」「社会人になった時に作った思い入れのある印鑑だから…」
そんな方には、印鑑の改刻(彫り替え)という方法があります。
既存の彫刻部分を削り、新たにお名前を彫り直す方法です。
吉田千字堂でも承っておりますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
↓ リメイクについてはコチラ ↓
なぜ印鑑には“フチ(枠)”があるの?
「欠けるくらいなら、最初からフチなんて無ければいいのでは?」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが実は、このフチがとても重要なんです。
フチは“名前を守る部分”
印鑑は、
中の文字
外側のフチ(枠)
で構成されています。
文字だけの印鑑だと、押すたびに文字が摩耗してしまいます。
細い線が太くなる
線の先端が丸くなる
など、印影が崩れやすくなるのです。
ですがフチがあることで、押す力を分散し、文字部分を守ってくれます。
つまりフチは、
お客様の大切なお名前を守る役割
をしているんですね。
少し大げさかもしれませんが、職人としては「フチに感謝」です。
印鑑を長持ちさせるために
最後に、実印や銀行印を長持ちさせるためのポイントです。
硬い場所に置かない
落とさない
朱肉マットを使う
強く押しすぎない
使用後は軽く拭く
少し気をつけるだけで、印鑑は長くきれいに使えます。
神戸市・板宿で実印・銀行印のご相談なら吉田千字堂へ
吉田千字堂では、
実印
銀行印
法人印
印鑑のご相談
改刻(彫り替え)
など承っております。
「この欠け方なら使える?」「作り直した方がいい?」
といったご相談だけでもお気軽にどうぞ。
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